第1章 素晴らしい家族に恵まれた少年の最初の過ち

暑い夏の日、目が覚めた。
時間は午前6時。
生まれてから目覚まし時計を使ったことのないエンドにとっては、いつも通りの時間だ。

 

シャワーを浴びて、髭を剃って、髪の毛をセットして、いきつけのカフェに向かう。
アイスコーヒー片手に、ノートPCで仕事をはじめる。
私はよくサイトで堂々と宣伝されている
月収数億、数千万の起業家達ではない。

 

社会から見ると、ただの1会社員である。
ただ、私は普通の会社員とは少しだけ違うと思う。
社会のほとんどの人は、会社員を選択している。
それ以外の選択肢をもっていないからである。これは日本の教育制度の問題とも言える。

 

そんな中、私は他の複数の選択肢を持った上で、あえてその1つに会社員を選択している。

 

「会社に守られるというサラリーマンの利点と、時間と収入を自由に使える起業家の利点を兼ね備える」
それが私の人生の成功スタイルである。

 

一昔前では、このビジネスモデルは形成できなかった。
インターネットビジネスが確率された今だからこそできる成功のスタイルである。

 

これを活用することで、エンドはサラリーマンにして、起業家レベルの収入と時間を得ることができている。
私は今の人生が楽しく、最高である。
まだまだ、成長していくし、もっと自分と関わった人達に与える存在になりたい。

その中でも、最も大切なものは「家族」である。
私は本当にいろいろな人に迷惑をかけてきた。
両親にも苦労をかけてきた。兄弟にも苦労をかけてきた。

 

そして、私が今のような考えになったきっかけは「ある友人」のおかげである。
私は本当に自己中で、どうしようもない奴だったと思う。

それでも、付き合い続けてくれた友人、つらいとき支えてくれた友人。
そして、こんな私に興味をもってくれる、これから出会う友人。

恩返しをしたい。与える存在になりたい。ある事をきっかけに本当にこう考えるようになった。
こうなるまでに私が歩んできたストーリーをこれから語りたいと思う。

 

 

——— エンド少年の誕生から中学校入学まで————

エンドは、大阪の堺市に生まれた。
両親は共に大阪人で、稀に見る非常に仲の良い家族である。

 

父は、世界のトップ企業TOYOTAに務める会社員。
母は、地方銀行で会社員をしたのち、子供が生まれてからは専業主婦として家庭を守ってくれている。

 

そして、エンドには5歳上の兄がいる。大好きな兄である。
エンドは兄の真似ばかりしていたし、兄は常に先をいっていて、弟を助けてくれる。

ほんとうに頼れる兄である。

 

そんな家族の中で、エンドはすくすく育っていった。

文字通りすくすくと、まるまると。笑
小学生になると「大食いのエンド」と言われるようになり、体型も立派なものになっていた。

 

当時は、テレビゲームの黄金時代。
ファミコン・スーパーファミコンが大流行し、エンドもその魅力のとりこになっていった。
エンドはテレビゲームでも負けず嫌いで、何かにやると極めずにはいられない性格から、テレビゲームにおいてはなんでも1番だった。
小学生といえば、流行ったものが得意な人間に権力が集まる。
ゲームは1番だし、当時は体型が良かったこともあり、小学生では親分的な位置になっていた。
ここでエンドは人生で最初の過ちを犯してしまう。

 

「イジメ」である。

 

親分的な位置にいたエンドは、負けず嫌いな上に自己中だった。

 

自分と対等に渡り合うものが出てくれば気に入らない。
皆、エンドを親分だと認めている。

 

こんな勘違いから、イジメを犯してしまった。

 

「あいつとしゃべったら無視な。」

大人になって聞くと非常に下らない言葉だが、当時はの小学生には、これほど影響の大きな言葉はなかった。

 

幸い、手を出して相手を物理的に傷つけるなんてことはなかったが、そうやって、友達を徐々に徐々に減らしていった。
結果。エンドには友達がいなくなった。
これまで味方だった友達もいつしか敵にまわっていた。

これは、今思い出しても目をつぶってしまうほどのインパクトのある、苦い思い出である。
でも、この事件があったから、中学・高校はイジメるくらいなら、イジメラれようと決心することができた。

 

同時にエンドは中学受験の真っ最中だった。

 

両親はサラリーマンであったため、
頭の良い学校に行って、良い企業に就職してくれる事を最も望んでいた。
実際、兄は頭の良い中学校へ入学を決めていた。

 

当時のエンドは、その道が正しいと信じ、一切疑わなかった。

 

だって、両親も言ってるし、兄もその道を歩んでるんだから。

しかし、塾に通っていたエンドの偏差値は一向に上がらなかった。
当然である。エンドは勉強をしていなかった。
今が楽しければそれでいい。塾なんて行きたくて行ってるんじゃない。
当時、エンドの家庭は裕福だと思い込んでいたため、塾にどれだけお金がかかっているかなんて興味も無かったし、それなりにどこでも行けるだろうと思っていた。
こんな状態のまま、中学受験を迎え、並の私学に入学したのだった。

 

→ 第2章 オンラインゲームによる廃人生活から見えた光

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